過干渉はハラスメントになる?違法になるケース
家族による過干渉は、ハラスメントと評価されることがあります。
もっとも、子どもへの愛情から過干渉となるケースもあり、親自身がハラスメントと認識していないケースも少なくありません。
しかし、行き過ぎた干渉は、子どもの健全な成長や人格形成を妨げるおそれがあり、適切な対応が求められる問題です。
この記事では、過干渉がハラスメントに該当し得るのか、また違法となり得る具体的なケースについて解説します。
親の過干渉はハラスメントになるか
親による過干渉は、モラハラ(モラルハラスメント)に該当する可能性があります。
モラハラとは、言葉や態度、言動などによって相手の人格や尊厳を傷つけ、精神的苦痛を与える行為をいいます。
過干渉は、子どもの意思や尊厳を無視して必要以上に管理・支配しようとする点で、モラハラの態様となり得ます。
その結果、子どもが長期にわたり強い精神的ストレスを受け、心身に深刻な影響が生じることもあります。
もっとも、親による一定の関与や助言は、監護・養育の一環として許容される場合もあり、すべての干渉がハラスメントに該当するわけではありません。
したがって、干渉がハラスメントになるかは、干渉の目的、態様、程度、継続性などを踏まえて個別具体的に判断されます。
過干渉がハラスメントになるケース
親による過干渉がハラスメントと評価され得る行為の例として、次のようなものが挙げられます。
・子どもの意思を尊重せず、進学先や就職先を一方的に決める行為
・子どもの交友関係を過度に制限したり、友人を継続的に否定・批判したりする行為
・携帯電話の内容や私物、自室内を細かく確認・監視する行為
・親の言うことを聞かないと機嫌悪く接したり、無視したりする行為
・子どもの選択を一方的に否定し、親の意見や価値観を押し付ける行為
実際にハラスメントとみなされるか否かは、干渉の程度や継続性、子どもに与えた影響などを総合的に考慮して判断されます。
例えば、進学や就職について親が意見や助言を述べるにとどまる場合は通常ハラスメントとはいえませんが、意思決定を強制する態様に至れば、ハラスメントと評価される可能性が高まります。
まとめ
親子間であっても過度な干渉は、ハラスメントとなり得ます。
過干渉による精神的負担を我慢し続けると、心身に重大な悪影響を及ぼすおそれがあります。
親からの過干渉で悩んでいるのなら、早めに対処すべきです。
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